洋画『世界一キライなあなたに』
はじめまして。
器のオンラインショップzephyr(ゼファー)の担当者、
藤田と申します。
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ブログを始めてみました。
器のことや、映画や本のこと、その他いろいろ、
思い付きで綴っていきたいと思っております。
変な事や、くだらない事も書いてしまうと思います。
温かい目で見て頂ければ、大変ありがたいです。
どうぞよろしくお願い致します。
今回は、映画の話です。
『世界一キライなあなたに』
泣きすぎて、翌日ひどい頭痛に襲われる
洋画ファンになり、30年余り。
一番泣いた映画です。
涙と鼻水が滝のごとく流れ、両鼻孔が詰まり、
苦しくてなかなか寝付けず。
翌日、目の周りがパンパンに腫れ、頭痛もひどくて大変でした。
これから観るつもりの方には、
休日前日の鑑賞を強く勧めます。
ジャンルは恋愛映画ですが、
いろいろな意味で「問題作」と言われているようです。
原作本のレビューを読むと、
「頭にきて、読後にキンドルを投げつけた」
という人もいました。
このように怒っている人は結構いるようで、
彼らの言い分には、もちろん一理も二理もあると思います。
そりゃあ、意見は十人十色なもんです。
映画のテーマ自体も多岐に渡っていますし。
私個人は、この映画の根本的テーマは、
「深く、深く愛すること」と「孤独」、
この2つかなと思いました。
皆さんは、どのように感じますか。
お話しできると良いのですが。
魅力的なキャラクター
映画そのものは、コメディ恋愛映画風で、
とても楽しくて面白いです。
長らく恋愛から遠ざかっている人(私)も、
ドキドキ・ウキウキしながら観られます。
ヒーローは超男前ですし、
ヒロインの太陽みたいな笑顔に、元気をもらえます。
そう、この映画を面白くしている大きな要素は、
キャラクターたちの魅力です。
そして、俳優さんたちの力量。
皆、実に生き生きしていて、人物に説得力があるのです。
エド・シーランの曲が挿入されているのも、ポイントです。
彼は今、最も注目されている実力派シンガーソングライターの一人ですね。
「Thinking Out Loud」と「Photograph」が使われています。
どちらの曲も、場面にぴったりで、
「映画製作者って、すごいなあ」と、感心してしまいます。
特に、「Thinking Out Loud」が流れるシーンは、
ステキ過ぎます。
(ネタバレになるので、どのシーンかは書けませんが。)
魅力的な器
あと、小道具もおしゃれです。
客人にお茶を出すシーンで使われている、
北欧風のティーセット。
器好きの人は、画面に食らいつくと思います(笑)。
すごくシンプルなのですが、センスが光っており、
印象に残りました。
他にも、英国の美しい景色や、インテリア、ファッションなど、
見所はたくさんあります。
とにかく、とても良い映画です。
コミカルでサラッとしていながらも、
内容は濃いです。
ちなみに、原作は、
『ミー・ビフォア・ユー きみと選んだ明日』です。
集英社から文庫本が出ています。
映画の脚本も著者が書いているので、
世界観はほぼ同じです。
映画よりも更に中身が濃く、非常に面白かったです。
やはり、大泣きしながら読みました。
訳が軽妙でとても読みやすく、
中江有里さん(女優・作家)の解説も、心にぐっときます。
興味のある方は、ぜひ一読ください。
損はないと思います。
では、今回はこれまでです。
お付き合い頂き、ありがとうございました。