そよかぜ日記

器のオンラインショップzephyr(ゼファー)担当者によるブログです。 器と無関係なことも、色々つづっています。

洋画『ウインド・リバー』

今回も映画の話です。

ジェレミー・レナー主演のサスペンス映画、

ウインド・リバー』。

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「自分の感情と戦うと決めた。

     世界には勝てないから。」

サスペンス映画ということもあり、

ネタバレの恐れから、ほとんど何も書けません。(笑)

 

ということで、

個人的に心惹かれたポイントを2つご紹介。

 

1つ目は、

見出しにも書いた、主人公のセリフ。

 

不遇なネイティブ・アメリカン青年の愚痴に対する、

主人公コリーの切り返しのセリフです。

 

 青 年:「怒りがこみ上げて、世界中が敵に見える。

      この気持ちが分かるか!?」

 

 コリー:「分かる。

      だが俺は、気持ちの方と戦うと決めた。

      世界には勝てないからな。」

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コリー、かっこ良すぎる。
ジェレミー・レナー、かっこいいなあ。

 



鹿ランプがかわいい

 

2つ目は、

主人公コリーの部屋に置かれている、

謎の鹿ランプ。 

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どこに売っているのでしょう、

とてもかわいい。

 

 

重厚で深みのあるクライム・サスペンス

 

ということで、内容については

ほぼ何も書けていませんが、

少しだけご紹介。

 

舞台は、アメリカ先住民の保留地、「ウインド・リバー」。

アメリカ中西部の山岳地帯、

ワイオミング州にある場所です。

 

雪深く、非常に厳しい環境の土地です。

何せ、使い道がないということで、

白人が、ネイティブ・アメリカンの人たちを追いやった土地なのですから。

 

この保留地で、事件は起こる。

ネイティブ・アメリカンの少女が、凍死体となって発見されたのだ。

 

極寒の雪山で、彼女の遺体はなぜか、

靴を履いていなかった。

 

主人公であるコリーと、FBI女性捜査官が調査に乗り出す。

このかわいらしい少女に、一体何が起こったというのか・・・?

 

 

アメリカの負の歴史である、先住民問題。

 

この映画では、

彼ら先住民の抱える問題、苦悩、生活ぶりを垣間見ることができます。

 

先住民の人たちへの国の対応は、

カナダでも大変に問題になっているようですが、

アメリカでもかなりひどいようです。

 

胸が痛みます。

 

映画としては、

重厚で深みがあり、娯楽としても優れたサスペンス映画です。

 

ハラハラする場面も多く、見ごたえたっぷり。

目を覆いたくなるシーンもありますが。

 

ジェレミー・レナーのファンでなくとも、

とても面白く鑑賞できます。

 

ジェレミー・レナーとサスペンス、両方のファンの方には

たまらないと思いますよ。

 

 

とにかく、

とても良い映画でした。

 

では、今回はこれまでです。

お付き合い頂き、ありがとうございました。